かれこれ6年間使ったカラーレーザープリンターのNEC MW 5750CからブラザーのHL-L3230CDWに乗り換えた。MW 5750Cの調子が悪かった訳でもなく、どちらかと言えば快調そのものだったのだが、そろそろ世代交代の時期かと思い、思い切って買い換えることにした。

hll3230cdw

6年前と比べ機材も進歩していて、カラーレーザーの両面印刷標準装備でも2万円前後で買える。MW 5750Cは標準では片面印刷しか出来ないのだが、両面印刷ユニット増設で両面印刷が出来る。しかし、この両面印刷ユニットがバカ高で、当時は本体がバーゲンセールで2万円くらいだったと思うが、両面ユニットは6万円くらいした。それでもカラーレーザープリンターがこの価格帯で買えるのはお得感が半端なくあった。それ以前、2004年頃に買った富士通かゼロックス(ほとんど使わなかったので型番すら憶えていない)のカラーレーザープリンターは、数十万円もして大きさも小型の冷蔵庫くらい大きかった。当時はモノクロレーザーが主流で、高価なカラーは使う人がほとんどいなかったので仕方ないです。それにレーザープリンターの需要はほとんど法人なので、個人で持つ人も少なかったと思う。トナーが結構な出費で、カートリッジを交換するのに5〜6万円くらいかかるので、いつの間にか使わなくなった。その時代からカラーレーザープリンターに憧れる身からすると、これはタダ同然の破格のお値段です。

で、今時は更に破格ですね。2万円前後の両面印刷標準装備のカラーレーザープリンターは、他にもいくつかあります。NEC、リコー、ブラザーから出ていると思います。大きさも6年前から比べるとコンパクトになり、インクジェットと見間違うほどです。

前置きはさて置き、早速設定してみます。
まず、ブラザーのサイトからLinux用のドライバをダウンロードします。最初、ドライバー(hll3230cdwpdrv-1.0.2-0a.i386.deb)だけをインストールしましたが、ユーティリティソフトウェアもあったので、こっちも導入することにしました。離れた場所にプリンターを置いたのですが、このプリンターは無線LANと有線LANに対応しています。無線LANは遅いという評判なので、有線LANで接続することにしました。

まず、ダウンロードしたサポートツール(linux-brjprinter-installer-2.2.1-1.gz)を解凍します。シェルスクリプトファイル(linux-brjprinter-installer-2.2.1-1)が現れました。端末を開き、このスクリプトのあるディレクトリーに移動します。例「cd /home/ダウンロード」 など、cdコマンドで移動できます。移動できたら、スーパーユザーに切り替えます。Mintの場合はubuntu系ですので、 sudo su です。

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ユーティリティソフトウェアをインストールします。
「bash linux-brjprinter-installer-2.2.1-1 HL-L3230CDW」ファイル名の後にモデル名を記入して実行します。後は指示に従ってインストールして行きます。最後の方に DeviceURI の設定がありますが、ネットワーク接続の場合は、yを選択して、プリンターのIPアドレスを入力すると設定完了です。プリンターのIPアドレスは、プリンターの本体からレポートで確認できます。それで問題なく繋がりましたが、私の場合は本体の設定で、固定IPアドレスを設定したので、途中で勝手にIPアドレスが変わって焦ることはなくなりました(デフォルトではIPアドレスが自動取得になっているはず)。テストプリントして問題なければ完了です。

インストールは少し面倒ですが、ドライバーだけのものよりも印刷設定項目やヘッドクリーニングなどのメンテナンス項目など少し増えているのと、トナーの残量が表示されるので、管理はしやすいと思います。

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MW 5750Cの時と同様、すごく簡単にセッティングできました。